理学療法士の転職は難しいといわれる理由とは?

理学療法士として今の職場から新しい職場への転職を希望されているという方もおられると思います。しかし昔は理学療法士として働く人員は不足しており、ニーズの高い職種であった時代は終わり、現代においては理学療法士を目指して専門学校や専門大学に入学する学生は年々増加しています。そのためこれから転職をしようと考えているあなたは、この新卒学生と就職競争を戦わなければいけない状態になっており、特に病院勤務においてはかなり再就職が厳しいという現状が起こっています。

それではこれから転職を考えているあなたはどのようなことを転職活動で考えていくべきなのかを今日は解説してみたいと思います。

 

転職活動を考えているなら自分には何ができるかをアピールしよう

転職活動を考えている方の理由としては、家庭の事情や結婚などを除いて、新しい知識や経験を得たいということが理由に挙げられる方もおられます。

もしこうした理由を挙げて転職活動をするとなると、かなり厳しい状況が増えてきているといっても過言ではありません。

 

なぜならあなたが経験年数5年目以上となると、新卒学生よりもより多くの給与を支払い、新人と同じように教育しなければならないという負担を、企業側は負わなければいけません。もちろんマンパワーが不足している場所においては、こうした人材でも大歓迎されるとは思いますが、急性期病院や回復期病院など人気の病院においては、もしあなたが未経験で新しい経験を得たいと考えているのであれば、新人を獲得して教育していく方が、人件費としても負担が少ないからです。

 

だからこそ、あなたがこれから転職活動を行うのであれば、今までの自分が何を経験してきたのか、新しい職場ではどのようなことが提供できるのか、をアピールして転職活動を進めていってください。

特にあなたがある程度経験年数がたっているのであれば、新人の教育であったり、チームをまとめるなどのマネジメント能力を欲している企業は少なくありません。

スタッフをまとめることや、後輩を指導するということについては、社会経験がとても重要になるので、ぜひあなたの技術やコミュニケーションスキルを前面に出して転職活動に努めてみてくださいね。

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