ケアマネジャーを取り巻く現状は刻一刻と変わりつつあるのをご存じでしょうか?
ケアマネジャーの法廷研修のカリキュラムが来年度から新しく変わり、神経難病に対するケアマネジメントが盛り込まれることがわかっています。
訪問現場でも神経難病を有する利用者様は多く、段階的に能力の変化が起こる場合もあれば、急激に能力が低下する場合もあり、その時々に応じたケアプランの調整や、他業種との協力が必要になるだけでなく、家族様やそれを取り巻く環境の設定も求められるようになっています。
こうした難病ケアマネジメントは今後さらに求められることになるため、今後転職を考えるのであれば、こうしたマネジメントについてもしっかり知っておくべきと思い今日は記事にしましたので是非ご一読ください。
ケアマネジャーに求められる難病患者様のマネジメントに必要なこと
神経難病を患っておられる利用者様を少なくない数、担当してきた経験から感じることは、多くのスタッフの協力のもとに利用者様の生活が成り立っているということです。
家族様だけでなく、医師、看護師、管理栄養士、介護士、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士やケアマネジャーにソーシャルワーカー、福祉用具専門相談員など多岐にわたる医療・介護スタッフによって利用者様の生活が成り立っています。
今ここで述べただけでも10以上の職種を取りまとめ、様々な能力や環境において変化していくことに適切なマネジメントを行っていかなければいけません。
そのためにチームマネジメント能力を学ばなければならないのです。
今までは法定研修の中にこうした内容はなかったようです。しかしながら地域で生活している高齢者が続々増え、ある程度日常生活を送れる神経難病を有する利用者様が増えてきました。
パーキンソン病を例にとると1990年から2015年にかけて世界のパーキンソン病の有病率は2倍になっており、2040年にはさらに2倍に増えることがすでに予想されているというのです。
つまりこうした難病マネジメントを学んでおかなければ、今後ケアマネジャーとして活躍していくことは難しくなると言っても過言ではないかもしれません。
もしかするとこれから転職する先では神経難病の患者様を多く担当する可能性も無きにしも非ずです。ぜひ学んでみてください。