介護士の転職理由として、同じ職員とのコミュニケーションが苦手という場合が挙げられると言ってきました。しかしながらヒト対ヒトの仕事をするうえで、職場環境の中でのコミュニケーションは必須技能として挙げられます。そのため職場環境で居づらさを感じるという方も少なくないと思います。
こうした悩みは実は多く、実はある統計調査ではコミュニケーションが苦手と感じる方は58%もおられるようで、年々増加傾向にあるといわれています。
特にこのコロナ禍において、テレワークが増えて交流が減ったことにより、よりそのイメージを強く持つ方も少なくないでしょう。
そうした方は是非、在宅介護サービス分野を選んでみてはいかがでしょうか?
今日は在宅介護サービスのメリットとデメリットについて解説してみます。
在宅介護サービスに転職するメリットとデメリットについて
在宅介護サービスは、利用者の自宅での生活をサポートすることが主な業務内容です。利用者の個々のニーズに応じたサービスを提供し、安心して自宅で暮らせるように支援するということが目的になります。
そのため各家庭を回ることから、スタッフ一人で回ることが多く、自宅から直行直帰をするということも少なくありません。
主な業務内容としては
日常生活支援
医療処置補助
介護プランの作成
情報提供や相談支援
社会交流の支援
が挙げられます。
特に私も経験しましたが、自宅で生活するうえで物忘れをされる方も多く、
飲まなければいけない薬を飲み忘れるなど、身体介護以外にもこうした医療処置補助も重要な役割を担います。
しかしながら、こうした支援サービスを提供するうえで注意しておかなければいけないのは、ほとんどの業務を一人でこなさなければいけないということです。
前述したように、在宅介護サービスは一人で回ることがほとんどのため、介護技術はもちろんのこと、緊急時の対応などもすべて一人で行わなければいけないため、
ある程度のスキルが要求されます。
施設で働いていて、業務をある程度一人で管理できるレベルの能力は必要だと覚えておくといいかもしれません。
しかしながら、サービス提供以外は一人ですし、主に報告もチャットや報告用スレッドに連絡するというくらいで対人関係を構築しなくていいというのも、コミュニケーションが苦手の方にとってはメリットかもしれませんね。