管理栄養士の転職が難しいといわれる理由とは?

管理栄養士が求められる場所は年々拡大しているという記事を以前書きました。

「本当に管理栄養士が働ける場所は増えているの?」と感じる方も多いのではないでしょうか。実際転職を考えている方の中では、「全然転職できる場所がない」と感じる方もおられるのではないでしょうか。

実際のところ転職できる場所や職域の拡大は増えています。しかしながら、希望する職場への転職が難しいということが一番の理由だと思います。

思い思いの転職先を見つけることができない、というのが一番の理由でしょう。

今日はその理由について考えてみたいと思います。

管理栄養士の転職先難易度が年々変わっています

管理栄養士の主な就職先と言えば、教育機関や病院、保健所や介護福祉施設、食品メーカーといった勤務先が主なところだと思います。実際に管理栄養士の養成施設の卒業生は9割はきちんと就職できているという現状から、勤務先としてはとても多い職種であるといっても過言ではありません。

求められる職域が拡大しているからこそ、就職率の高さが際立って見えるのでしょうね。

しかしながら、新卒で勤務した管理栄養士がその後希望している就職先に転職ができるかと言われれば、なかなか難しいという現状があるようです。

 

特に保健所などの公的機関への転職が難しくなりつつあります。

その理由として欠員が出にくく、募集人数が少ないため、すぐに働くということは難しいのが現状のようです。

もしあなたが公的機関で働きたいと考えているのであれば、何度も募集する根気や多少地方であっても転職を検討するといった融通を利かせるしかないかもしれませんね。

 

しかし、管理栄養士の就職率は他の業界と比べても有効求人場率は1.64とかなり高い数値を叩き出しています。有効求人場率とは求職者一名に対して何件の求人があるかを示しています。

つまりこうした倍率が高いということは業界の中で求められている場所は多いということであり就職はしやすい業界であるということです。

 

仕事内容を選ばなければ、就職しやすい業界である一方、人気の勤務先はなかなか就職が難しいという業界です。

もしあなたが希望している勤務先が求人を出していないというのであれば、毎年徹底して求人が出ているかをチェックする必要があるかもしれませんね。

 

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