ケアマネジャーとしての業務よりも介護業務のほうが給与面は安定しているという悩みを持っている方も少なくありません。2022年に施工されたベースアップ等支援加算という制度は介護報酬に組み込まれ、給与が基本給の3%賃上げされるということがありました。
先日厚生労働省は介護職員の給与水準を把握する処遇状況調査を発表しており、前年同月に比べて賃上げされているという状況を発表しています。
これを見るとケアマネジャーではなく介護職員に戻ろうと思う方もおられると思いますが、あなたはどう感じましたか?今日はケアマネジャーの処遇改善について考えてみたいと思います。
ケアマネジャーの給与は上がらないのか2023年の動向を考えてみた
ケアマネジャーの仕事は多忙を極め、業務に見合った給与ではないと感じる方も少なくありません。それに加え、介護職員処遇改善加算では介護職員の処遇改善を目的としており、介護支援専門員として働くケアマネジャーは対象外になっているという状況でしたが、施設で介護業務を兼任するケアマネも加算対象になったのが、つい最近のことです。
しかしながら居宅で働くケアマネジャーはまだまだ対象外で不満の声が上がっていると言わざるを得ません。三年ごとの報酬改定が行われていますので、前回2021年に診療報酬改定が行われましたので、次の2024年の診療報酬改定の際にはケアマネジャーの処遇改善も行われることを期待したいですね。
しかしながら調べてみると市町村ごとに介護支援専門員の処遇改善交付金を行っている場所もあるようです。今回ご紹介するのは千葉県の柏市です。ここでは介護支援専門員の人材確保および定着を図るために2023年から補助金を交付する取り組みを行っているようです。
内容は月に128時間以上の勤務で9,000円/人、月に64時間~128時間の勤務で4,500円/人を給与に上乗せするという取り組みをしているようです。
この補助金の対象には居宅介護支援事業所も入るようですよ。
このように市町村ごとに取り組んでいるというところもあるようです。ケアマネジャーの業務は無ければ医療業界も立ち行かなくなることが目に見えています。だからこそケアマネジャーの処遇改善は早急に行われるべきものだと感じますので、ぜひ今後の動向をチェックしていきたいですね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。