ケアマネジャーが親の介護で業務量を減らすことは本当に可能か?

ケアマネジャーとして働いてきたけれど、家族の調子が悪く介護をしなければいけないようになったという経験をした人もいるのではないでしょうか?

こうした時、仕事を調整して時短勤務で働ければと考える人もいると思いますが、ケアマネジャーの仕事は、業務上連絡用携帯を持っており、何かあれば対応しなければいけないため、親の介護と仕事を両立するのは難しいかもしれません。

 

もしこうした場合どのように対応するのが一番いいのでしょうか?

今日はこのような場合について考えてみたいと思います。

 

親の介護で仕事を減らすことは可能か?

 

ケアマネジャーが親の介護をすることが予想される場合、まずは所属する事業所や団体に相談することが大切です。職場の上司や人事担当者に状況を説明し、業務内容や勤務時間の調整などについて話し合うことが必要です。

 

一般的に、親の介護をするために仕事を減らすことは難しいとされています。しかし、職場との調整や時間管理などで、介護と仕事を両立させることが可能な場合もあります。具体的な方法としては、有給休暇や育児・介護休業制度の活用、残業の減少や時間外勤務手当の利用などが挙げられます。

 

実際に私の母親も、祖母が倒れた際には職場と相談して勤務形態を調整してもらっていました。こうしたサポート体制が取れる職場かどうかも、就職をする上で調査しておくべき内容であると私は考えます。

 

また、ケアマネジャーの仕事柄、介護職の経験を積んでからケアマネジャーになっている人も少なくありません。そのため今一度介護に必要な知識やスキルを学びなおして対応するというのも一つの手段です。

私の母親は介護現場から離れている時期も長かったため、再度介護を対応しなければいけないとなった時に、職場内のスタッフに再度講習をお願いしていました。

 

親の介護と仕事を両立させることは、大変なことではありますが、職場や周囲のサポートを受けながら、工夫と努力をして取り組んでいくことが大切です。

そして何より大切なのは、こうした悩みを一人で抱え込まないということが重要になります。

職場の上司だけでなく、身内や親戚にも相談し、より良い介護生活を送れるように皆で手を取り合って対応するように心がけてみてくださいね。

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