就労移行支援施設においてのサービス管理責任者の役割と魅力

これまでの記事で、「就労移行支援施設」の概要について解説してきました。

本記事では就労移行支援施設における、サービス管理責任者の役割や魅力について解説します。

 

就労移行支援の一連の流れ

はじめに、障害を持つ方やそのご家族様から就労に関する問い合わせがあります。

事業所に直接相談が来るケースもありますが、主に窓口となる場所は、ハローワークや相談支援事業所、発達障害者支援センターなどが一般的です。

これらの施設でサポートが必要と判断された方を対象に支援が開始となることが決定し、次のプログラムへと進んでいきます。

 

次に行うのが、個別支援計画の作成です。

他分野の施設や事業所で働くサービス管理責任者と同様、個別支援計画の作成に関する業務の管理や、利用者様とそのご家族様との面談、利用者の希望や生活状況などを把握の上、関係機関との連携などを行うことがサービス管理責任者の主な役割となります。

就労移行支援プログラムの開始以降は、利用者様の状況に応じて様々なサポートを行います。

利用者様の課題や適性把握から、働くために必要な基礎スキルの向上を行い、職場への参加のサポートなどを行います。

その後就職先の紹介やトライヤル採用の準備やサポートなどへと段階をおってサポートすることも就労移行支援施設の重要な役割となります。

 

就職が決まると利用者様が長く働けるよう就職後約6か月間はフォローを行いますが、これは就労支援員の仕事内容であるため、あくまでサービス管理責任者はこれらの支援やサポート内容を管理する立場となります。

 

就労移行支援施設におけるサービス管理責任者の魅力とは

就業先などの関係機関や障害者受け入れ企業の情報収集、サポート等をサービス管理責任者が主体となって外部機関と連携を取りながら取り組むことで、就労移行支援施設以外にも、社会全体の活性化につながる仕事です。

 

また、就労移行支援施設のサービス提供機関は原則2年です。

その間に利用者様の変化や成長を見届けられることができ、なおかつ利用者様の就職が上手くいき職場でも定着すると、最大のやりがいを感じることができるかもしれませんね。

 

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