サービス管理責任者研修の基礎研修やサービス管理責任者として配置されて間もない方は、個別支援計画を作成するにあたって、利用者様の情報を細かく把握し整理しなければいけません。
その際に役立つツールが「ニーズ整理表」になります。今回はそのニーズ整理表について解説します。
サービス管理責任者が使用するニーズ整理表とは?
そもそもニーズ整理表というものをご存知でしょうか?それぞれ様式は異なりますが、利用者様の希望や現在の状況などの項目に分かれており、利用者様の情報をわかりやすく整理するためのシートになります。
サービス管理責任者の主たる業務の一つである個別支援計画の作成は、研修で受講する方や初めて作成に取り組む方にとって、利用者様のニーズや課題を明確に把握し作成することは難易度が高いと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
その際に情報をわかりやすくまとめるためのツールがニーズ整理表です。
サービス管理責任者がニーズ整理表を使用するメリット
・課題が可視化できる
利用者様や利用者様のご家族様の要望や現状、社会的背景などの周囲の環境といった情報が可視化され、表を一目みるだけで情報を読み取ることができます。
また、情報がわかりやすくなることで、新しい疑問や課題を見つけることにもつながります。
・個別支援計画の作成に役立つ
個別支援計画を作成するにあたって、サービス管理責任者の考えや目標を立てることを優先すると利用者様やその周囲の方との希望や考えと異なる場合があります。
そのような相違をなくすためにニーズの整理を行い、利用者様の希望に沿った支援計画を作成することができるようになります。
・個別支援計画内容の説明に利用できる
サービス管理責任者は個別支援計画を利用者様やご家族様に説明する必要があります。
ニーズ整理表を使用して情報の整理・分析を行い、結果を説明することができるので、支援内容の根拠も明らかにすることができ丁寧に説明することが可能になります。
では、ニーズ整理表を記載する際にどのようなことに気を付けるべきでしょうか?まとめる際のポイントに関して、次回の記事で解説します。