生活相談員として働くうえで重要なのは、利用者様に合ったケアプランを提案し利用者様が安全、安心な生活を送ることができるということです。そのためには利用者様が何に悩んでいるのか、何が不足しているのかを正確に把握し、その状況について客観的に評価・分析して対策方法を考える必要があります。これをアセスメントと言いますが、このアセスメントをきちんと定期的に行うことが生活相談員には求められています。
ではアセスメントを取るためにはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか?
今日のテーマはアセスメントを取るうえで重要なことについて解説してみます。
生活相談員がアセスメントを取るうえで重要なこととは?
生活相談員として利用者様のケアプランを立案する上で、利用者様の状況を正確に把握することが求められています。それは利用者様の経済状態や身体状態だけではありません。その利用者様を取り巻く環境としてご家族様の状況もきちんと評価していく必要があります。
具体的には、仕事を休んで通院介助は可能なのか?どれくらいの頻度で会いに来てもらえそうなのか、介護のサポートは可能なのか、経済的負担はできるのかなど、利用者様を取り巻く環境についてもしっかりとアンテナを張り巡らせて対応していく必要があります。
これは課題分析標準項目にも載っており、利用者様を評価するために重要なことです。
こうした評価は直接ご本人様に伺うことで回答が得られれば一番ではありますが
聞きにくいことも聞かなければいけないこともあります。その場合は事前に情報収集を行うことが望ましいでしょう。
例えばすでにこうした情報を地域包括支援センターや看護師などの他職種が得ている場合もあります。その場合は初対面で直接聞かなくても、事前情報で得ておくことで利用者様の負担を減らすことにもつながります。
そして最後に利用者様に直接お会いする上でマナーを守るということが重要になります。
利用者様は高齢で自分より圧倒的に年上であることが多いと思います。その方に対して失礼な態度や話し方をして不快感を与えてしまっては、アセスメントどころではなく、関係性構築ができるはずもありません。必要最低限のマナーを守ることは必須条件です。
生活相談員としてアセスメントを取る必要はありますが、やはり関係性構築があったうえで、この人にケアプランを作ってもらいたいと思えるようにしておく必要がありますね。