整骨院の看板の色とフォント

以前、整骨院における看板の重要性について解説しました。

合わせて読む 整骨院の看板デザインの重要性

看板のデザインが重要だということは、もはや言うまでもありませんが、通りかかった人などにどういう整骨院なのか等イメージを与えるものですので、本当によく考えた上で制作しなければなりません。

その中でも特に看板のフォントと色は、視認性、印象、そしてターゲット層への訴求に大きな影響を与えます。

適切な選択をすることで、集客効果を最大化できるでしょう。

整骨院の看板の色とフォント

1. フォント選びのポイント

フォントは、看板のメッセージを伝える重要な要素です。視認性と印象を考慮して選びましょう。

1.1 視認性と印象

遠くからでも読みやすい視認性の高いフォントを選びましょう。

ゴシック体や明朝体などは視認性が高い定番のフォントです。一方、装飾性の高いフォントはデザイン性を高めますが、視認性が低下する可能性があるので注意が必要です。

また、フォントの印象も重要です。例えば、ゴシック体は力強くモダンな印象を与え、明朝体は伝統的で信頼感のある印象を与えます。

ターゲット層やクリニックのイメージに合ったフォントを選びましょう。

1.2 フォントの種類

フォントの種類 特徴 接骨院での使用例
ゴシック体 視認性が高く、力強い印象。モダンな雰囲気にも合う。 クリニック名、診療時間など、重要な情報を伝える際に最適。
明朝体 伝統的で信頼感のある印象。落ち着いた雰囲気を演出。 クリニックの理念やメッセージなど、信頼性を伝えたい部分に適している。
丸ゴシック体 親しみやすく、柔らかい印象。子どもや女性をターゲットとする場合に有効。 お子様連れ歓迎、女性専門外来といった情報を伝える際に使用できる。

1.3 具体的なフォント例

  • ゴシック体:游ゴシック体、メイリオ、Noto Sans CJK JP
  • 明朝体:游明朝体、ヒラギノ明朝体、Noto Serif CJK JP
  • 丸ゴシック体:Rounded M+ 1c

上記以外にも様々なフォントが存在します。フォント選びに迷った際は、Google Fontsなどの無料フォントサービスを利用するのも良いでしょう。

2. 色の心理的効果

色は、人の心理に様々な影響を与えます。

看板の色選びは、ターゲット層や伝えたいイメージに合わせて慎重に行いましょう。

2.1 色彩とイメージ

色は、特定のイメージや感情と結びついています。例えば、青は信頼感や清潔感、緑は癒しや自然、赤は活力や情熱といったイメージを想起させます。

接骨院の看板では、青、緑、白などがよく用いられます。これらの色は、清潔感や安心感、健康といったイメージと関連付けられ、医療機関にふさわしい雰囲気を演出します。

暖色系の赤やオレンジは、活力を与える色として、スポーツ外傷の治療を専門とする接骨院などで使用されることがあります。

ピンクやパステルカラーは、女性をターゲットとした場合に、柔らかく優しい印象を与えます。

2.2 色の組み合わせ

複数の色を組み合わせる場合は、色の組み合わせによる心理的効果も考慮しましょう。

例えば、青と白の組み合わせは清潔感と信頼感を高め、緑と茶色の組み合わせは自然で落ち着いた印象を与えます。

反対に、補色同士の組み合わせは、刺激が強く、目に疲れを与える可能性があるので注意が必要です。

2.3 事例紹介

色の組み合わせ イメージ 接骨院での使用例
青 & 白 清潔感、信頼感、落ち着き 一般的な接骨院、整形外科など
緑 & 白 自然、癒し、健康 鍼灸院、整体院など
赤 & 白 活力、情熱、活動的 スポーツ外傷専門の接骨院など
ピンク & 白 優しさ、女性らしさ、安心感 女性専門の接骨院、美容鍼灸院など

これらの要素を踏まえ、クリニックの特色やターゲット層に最適なフォントと色を選択することで、効果的な看板を作成し、集客力を高めることができるでしょう。

整骨院の看板の色とフォント | まとめ

今回は整骨院の看板の色とフォントについて解説しました。

もしかすると、たかが看板だろうと思っている方もいるかもしれませんが、特に色とフォントは非常に大切です。

色やフォントが違うだけで、患者さんに与えるイメージが全く変わります。

整骨院としても、イメージ戦略としてどんな整骨院と思ってほしいかにより、カラーもフォントも変えるべきです。

例えば、暖かい親切そうなイメージを持ってほしければ、暖色系の色を選ぶなどします。

看板の色とフォントを決める際には、院をどうしたいか、どうあるべきかなどを考え、意思をもって決定しましょう。

 

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