サービス管理責任者は多職種と連携を取る機会が多くあります。
もちろん利用者様との面談時や各事業所内など様々な機会でオンライン、オフライン問わず連携を取らなければいけない役割を担っていますが、主に多職種が集まり連携をする上で重要な場を皆さんはご存知でしょうか?
今回もその多職種連携について着目し解説します。
サービス管理責任者が多職種と連携をとる場所
サービス管理責任者が多職種と連携をとる上で集まる場所とは「サービス担当者会議」が主な機会となります。
サービス担当者会議とは、利用者様のサービス計画やケアマネージャーが作成するケアプランの内容について、サービスを提供する事業所や各機関の担当者が集まって会議をする場になります。
利用者様の支援内容に整合性があるか、適切なサービスであるかどうかなど、各機関の専門性を活かした視点からどのように支援をしていくべきかを話し合います。
このサービス担当者会議の基本的な参加者は以下の通りです。
・利用者様
・利用者様のご家族様
・サービス管理責任者
・ケアマネージャー
・医師、看護師
・その他リハビリや福祉用具に関連する職種
サービス担当者会議は事業所や施設によって行う場合もありますが、利用者様の自宅で開催されるなど様々です。
主に新規の利用者様が決定した時や利用者様にトラブルがあったときなどが開催時期となります。基本的にはケアマネージャー、医療機関であれば相談支援専門員などが各関係機関と日時の調整を行い主催してくださります。
サービス担当者会議とサービス支援会議の違い
サービス支援会議とはあくまで個別支援計画の作成にあたって行う会議になります。
よって事業所内で行う会議のため、基本的にはサービス管理責任者とその事業所に配置されている職種のみで開催されます。一方サービス担当者会議は、サービス利用計画について各関係機関が集まって会議を行うため大きく意味合いが異なることを覚えておきましょう。
サービス担当者会議は事業所内で行われる会議とは別のため、サービス管理責任者が多職種と連携する際に準備しておきたいことや気を付けたいこともあります。
なぜなら会議時間が限られており、それぞれが専門性を持った意見を持ち寄っている場だからです。
ではどのような準備や対応が必要となるでしょうか? 次回の記事で詳しく解説します。