柔道整復師がアスレティックトレーナー資格を取得するには?

以前、柔道整復師がアスレティックトレーナーの資格を取得することで活躍する場所の可能性を広げる上で非常に有効だというお話をさせて頂きました。

合わせて読む → 柔道整復師とアスレティックトレーナーの両資格で広がる将来性

それでは具体的にどのようにして、柔道整復師はアスレティックトレーナーの資格を取得するのでしょうか。

柔道整復師がアスレティックトレーナーとして活躍の場を広げるためには、日本スポーツ協会が認定する「認定アスレティックトレーナー」資格の取得が有効です。

この資格を取得することで、スポーツ現場でより専門的な知識と技術を発揮し、アスリートのサポートを行うことができます。

今回は柔道整復師がアスレティックトレーナーの資格を取得するのに必要なことを解説します。

柔道整復師がアスレティックトレーナー資格を取得するには?

1. 認定アスレティックトレーナー資格について

認定アスレティックトレーナーは、スポーツ現場において選手の健康管理、外傷・障害の予防、応急処置、リハビリテーションなどを行う専門家です。

医師の指示のもと、アスリートのコンディションを整え、パフォーマンス向上をサポートする役割を担います。資格取得には、所定の教育課程の修了と試験合格が必要です。

2. 受験資格と試験内容

認定アスレティックトレーナーの受験資格を得るには、大きく分けて2つのルートがあります。

2.1 認定アスレティックトレーナー養成校卒業

日本スポーツ協会が認定するアスレティックトレーナー養成校を卒業することで受験資格が得られます。

これらの養成校では、スポーツ医学、運動生理学、トレーニング理論、栄養学など、アスレティックトレーナーに必要な専門知識と技術を学ぶことができます。卒業と同時に受験資格が得られるため、スムーズに資格取得を目指せます。

2.2 特定の大学・大学院卒業 + 実務経験

指定された大学・大学院の学部・学科を卒業し、かつスポーツ現場での実務経験を積むことでも受験資格が得られます。必要な実務経験の期間や内容は、卒業した学部・学科によって異なります。

柔道整復師の資格を活かしながら実務経験を積み、受験資格を目指すことも可能です。

試験内容は、筆記試験と実技試験で構成されます。筆記試験では、スポーツ医学、運動生理学、トレーニング論、栄養学など幅広い知識が問われます。

実技試験では、外傷・障害の評価、テーピング、応急処置、リハビリテーションなどの実践的な技術が評価されます。 詳細な受験資格や試験内容については、日本スポーツ協会の公式ウェブサイトで確認してください。

3. 資格取得までの流れ

柔道整復師が認定アスレティックトレーナー資格を取得するまでの一般的な流れは以下の通りです。

ステップ 内容
1. 受験資格を確認 自身の最終学歴や実務経験に基づき、受験資格を満たしているか確認します。
2. 養成校への入学または実務経験を積む 養成校への入学、もしくは指定された大学・大学院を卒業し、必要な実務経験を積みます。柔道整復師としての経験を活かせる場合もあります。
3. 受験申請 日本スポーツ協会に受験申請を行います。必要な書類を期日までに提出します。
4. 筆記試験対策 スポーツ医学、運動生理学、トレーニング論、栄養学など、幅広い分野の学習が必要です。参考書や問題集を活用し、計画的に学習を進めましょう。
5. 実技試験対策 外傷・障害の評価、テーピング、応急処置、リハビリテーションなどの実践的な技術を習得します。実技研修会への参加も有効です。
6. 試験受験 筆記試験と実技試験を受験します。
7. 合格発表 試験結果が発表されます。
8. 資格登録 合格者は、日本スポーツ協会に資格登録を行います。

 

資格取得には、計画的な学習と準備が不可欠です。

柔道整復師としての知識や経験を活かしながら、認定アスレティックトレーナー資格取得を目指しましょう。

 

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