効果的な来院指導のポイント

整骨院を経営するにあたって再来院して頂くことがいかに大切かを先日解説しました。

合わせて読む 再来院の重要性とは

再来院してもらうためには、院からも適切なアプローチをかける必要があります。

効果的な来院指導は、患者さんの健康をサポートし、整骨院の信頼を高める上で非常に重要です。

本記事では具体的な来院指導のポイントについて解説します。

効果的な来院指導のポイント

1. 初回問診での徹底的なヒアリング

初回問診では、患者さんの抱える痛みや不調について、詳細な情報を丁寧にヒアリングすることが重要です。

症状が現れた時期や状況、痛みの程度や種類、日常生活への影響など、多角的な視点から情報を収集することで、患者さんの状態を正確に把握し、適切な治療方針を立てることができます。また、患者さんの治療に対する希望や不安にも耳を傾け、信頼関係を築くことが大切です。

問診票を活用するだけでなく、患者さんの言葉にじっくりと耳を傾け、共感しながらコミュニケーションを取ることで、患者さんの安心感につながります。

2. 治療計画の共有と目標設定

患者さんにとって、治療期間や費用、予後など治療に関する見通しを持つことは非常に重要です。

初回問診で得られた情報に基づき、具体的な治療計画を立て、患者さんと共有しましょう。治療期間や頻度、費用、予想される効果、日常生活での注意点などを丁寧に説明し、患者さんの理解と納得を得ることが大切です。

また、患者さんと一緒に治療目標を設定することも効果的です。「痛みが軽減して日常生活が楽になる」「スポーツに復帰できる」など、具体的な目標を設定することで、患者さんのモチベーションを高め、治療への積極性を促すことができます。

目標達成までのプロセスを可視化し、患者さんと共有することで、治療への協力を得やすくなります。

3. 施術効果の可視化と説明

施術の効果を患者さんに実感してもらうためには、施術前後の状態を比較し、変化を明確に示すことが重要です。

痛みの程度や可動域の変化などを数値化したり、写真や動画で記録することで、客観的なデータとして示すことができます。また、施術によって身体にどのような変化が起こっているのか、専門的な用語を避け、分かりやすい言葉で説明することも大切です。

患者さんが自身の身体の状態を理解することで、治療への信頼感と納得感が高まり、再来院につながります。

4. 次回予約の促進

次回予約を促すことは、治療の継続性を確保し、効果を最大化する上で重要です。

次回の予約日時を患者さんと相談し、具体的な予定を立てることで、通院の習慣化を促すことができます。

また、予約システムの導入やリマインダーメールの送信など、ITツールを活用することで、予約管理を効率化し、予約忘れを防ぐことができます。

患者さんの都合に合わせて柔軟に対応することで、通院しやすい環境を整えることが大切です。

予約方法 メリット デメリット
電話予約 直接患者さんと話せるため、柔軟な対応が可能 電話対応の時間を確保する必要がある
オンライン予約 24時間いつでも予約可能、予約管理が容易 システム導入費用が必要な場合がある

これらのポイントを踏まえ、患者さん一人ひとりに合わせた丁寧な来院指導を行うことで、患者さんの満足度を高め、整骨院の信頼構築に繋げることができます。

また、継続的なデータ分析と改善を繰り返すことで、より効果的な来院指導を実現できるでしょう。

効果的な来院指導のポイント | まとめ

再来院を促すのは容易なことではありません。

再来院率の向上には、初回問診での丁寧なヒアリングや治療計画の共有、施術効果の可視化と説明、次回予約の促進などが不可欠です。

患者様との信頼関係を構築し、治療に対する理解と納得感を深めることで、再来院へのモチベーションを高めることができます。

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