正しい座り方で骨盤の歪みを防ぐコツとは

日々の生活の中で「座っている時間」は思っている以上に長く、デスクワークやテレビ鑑賞、食事中など、姿勢が崩れやすいタイミングがたくさんあります。

実はその“何気ない座り方”が、骨盤の歪みや腰痛、肩こりの原因になっているかもしれません。

本記事では、整骨院院長の視点から、椅子や床に座るときに気をつけたいポイントをわかりやすく解説します。

毎日の「座る姿勢」を見直すことで、体への負担を減らし、健康維持につなげましょう。

正しい座り方で骨盤の歪みを防ぐ

正しい座り方を身につけることは、骨盤の歪みを予防し、健康な体を維持するために非常に重要です。

椅子に座るときと床に座るとき、それぞれ適切な姿勢を意識しましょう。

1. 椅子に座るときのポイント

椅子に座るときは、以下のポイントを意識することで、骨盤への負担を軽減し、正しい姿勢を保つことができます。

1.1 椅子の高さ

椅子の高さは、足の裏全体が床につく高さが理想です。足がつかない場合は、足台を使用しましょう。

太ももと床が平行になるように調整することで、骨盤が安定しやすくなります。

1.2 背もたれの活用

背もたれは、腰をしっかりと支えられるものを選びましょう。深く腰掛け、背もたれに寄りかかることで、腰への負担を軽減できます。

背もたれがない、または低い椅子に座る場合は、クッションなどを活用して腰をサポートしましょう。

1.3 足の位置

足を組むのは避け、足の裏全体を床につけて、膝の角度が90度になるようにしましょう。

どうしても足が疲れる場合は、時々足を前に伸ばしたり、足首を回したりして血行を促進させましょう。足を組むと骨盤が歪みやすくなるため、注意が必要です。

2. 床に座るときのポイント

床に座るときは、正座やあぐらの姿勢が一般的ですが、長時間同じ姿勢を続けることは避け、適度に姿勢を変えることが大切です。

2.1 正座

正座は、背筋を伸ばし、お尻をかかとにつけるのが基本です。長時間続けると足がしびれやすいので、時々足を崩したり、ストレッチをしたりして血行を良くしましょう。

正座が苦手な方は、クッションや座布団を使用すると楽になります。

2.2 あぐら

あぐらは、両足を組んで座る姿勢です。左右均等に足を組み、骨盤が傾かないように注意しましょう。

長時間あぐらをかく場合は、時々足を組み替えたり、ストレッチをすることで、血行不良や骨盤の歪みを予防することができます。

座り方 良い点 注意点
椅子 長時間座っても疲れにくい 正しい姿勢を保つことが重要
正座 背筋が伸びやすい 足がしびれやすい
あぐら リラックスできる 骨盤が歪みやすい

正しい座り方を意識することで、骨盤の歪みを予防し、腰痛や肩こりなどの体の不調を改善することができます。

日頃から正しい姿勢を心掛け、健康な体を維持しましょう。

正しい座り方で骨盤の歪みを防ぐ | まとめ

正しい座り方は、体のゆがみを防ぎ、慢性的な腰痛や肩こりを軽減するための第一歩です。

椅子に座るときも、床に座るときも、骨盤の安定と血行促進を意識することが大切です。

日常生活でのちょっとした姿勢の改善が、体全体のバランスや不調の予防に大きく貢献します。無理なく続けられる「正しい座り方」、今日から意識してみましょう。

柔道整復師がセミナーを受けるならRAKUSHOWセミナー

 

関連記事

  1. 柔道整復師と理学療法士の年収を比較

  2. 柔道整復師国家試験に合格するための勉強法

  3. 柔道整復師が開業して成功するためのマインドセット